DiVa2016歌いおさめ

DiVaは、12/22仙台、23南相馬と2日間、2016年をおさめた。

仙台が、単独のライブとしては8年ぶり。
集客が厳しく、ギリギリまで声をかけた。
ご協力くださった方々の状況も、見に来てくださった懐かしいお顔も、
震災をこえているのだと思うと、感慨深い。
当日、ラジオで情報を聴いて来たという方、
8年と言わず、8ヶ月くらいで来てくださいという方、
差し入れも沢山いただいた。ありがとうございました。
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仙台から移動する途中、みかける町の名前、全部知ってる...
道路標示に、いちいち胸がしめつけられるなんて。
遠くの海、数本の松、どこまでも見渡せる風景...それはまるで、元からそうであったように広々としていた。
そこここにある黒々とした放射性廃棄物の山は、異様な存在感。
そして、ものすごい数のソーラーパネル。広大な土地は、食物を生み出せずとも電力を生もうとしているのだ。原子力ではない電力を。

南相馬は、震災の1年後に来ている。どこもシャッターがしまって、押し黙るように重かった。今は、道のスピーカーから音楽が流れている。
素敵な図書館もできていたので、建物にひかれて立ち寄ったものの、、結局、あの日の写真や資料を見た。
見きれないほどの関連資料や著書で、ひとつのコーナーが出来ていた。ここは、外部から来た人が寄る場所なんだろう...
ちゃんと見た。歌う前に、もう一度見ておかなければと思って。

会場の"まちなかひろば"は、スーパーがあって、その奥にイベントスペースがあった。夏は、野外にテントをはって、イベントもするのだとか。楽屋代わりに、使わせてもらってた場所には、放射能測定器があって、妙に生々しかった。

客席は、高齢者も多く、特に30代くらいの方が少ないなぁという印象。町自体にも少ないように思う。
それでも、結構、ちゃんとDiVaを知ってて来てくださってる方がいて驚いた。2枚、3枚とCDを買って下さった。本当に嬉しかった。

DiVaライブは、詩人の 宝玉義彦さんが入ってくださって、ほとんどMCをせず、歌と詩で綴るプログラムとなった。
かなり集中力のいる内容だったと思うけれど、みなさん、真剣に聴いてくださった。

対バンの the Voice of Love の方々は、仙台で大活躍されていて、音楽を通し、被災した子供達と交流をしてきた話なども興味深かった。

文章にすると、どうしても重い内容になってしまうけれど、
こういう気持ちで歌いおさめられた事は、有難いことだ。
これから先に何か繋がっていくなら...それはとても楽しみなことだし。
音楽こそが心を癒す、元気にするとか、、そういう考えは、やはり好きじゃない。そういう人もいるだろう、というだけで。
勿論、なにかできることがあるなら本当に嬉しいから、そこを見極め、聴き分けていきたい。
なにより、自分自身の心を引き締める機会だったのだと強く思う。
それでも、喉のトラブルもなく終えて、それは何より嬉しかった。

そのほかの写真....ベットは、泊まったホテルの部屋。レトロ感がたまらなくて。いつも持参する生姜紅茶のセットの写真も。
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