ホテルへ一旦戻り。
鶯から人間へ戻り。
ライブの用意をし、倉敷へ。
去年から足を運ぶ事が増えて、
すっかり駅の様子にも馴れて来た。
大好きな倉敷。
今回のまこりんソロは、去年演らせていただいた、
美観地区にある三宅商店さんの姉妹店、
三宅商店 酒津店~水辺のカフェ~。
今回は、去年見て下さっていたオーナーのご好意で、
桜のイベント期間中の お2階を、借り切ってやらせていただきました。
もう形から入る の最たる物、、
場所からです、ソロは、そういうとこ大切にしていきたい。
大切というか、我が侭なとこを持ってたいというか。
自分の居心地の良さも、重視したい。
ここ、最高====。
どっちの三宅商店も最高====。
2階に見える人影的なものは、
私を歓迎して手を振っている、スタッフのK様、、
怖い写真ではありません。
今回は特に、彼女が色々動いて下さったのでした〜。
本当に有り難うございました。
この水辺は桜で満開になるのですが、
まだチラホラと咲き出したくらい、
ライトも今年はおあずけで、
外に視線を持って行かれる事も無く、
古い家屋のあたたかな畳空間で歌わせていただきました。
アイリッシュハープの、はるちゃんに続いて、
ひとり。
震災後、初のライブ。
緊張するとかではなくて。
でも、変わったのだ。
この身体からでる声が振動していく、この空気が。
いや、この身体から起こす振動自体が。
だから。
リハビリをするように、
おしゃべり多めなライブになった。
そんな心持ちばっかりで、
PA環境に重点を置いてなかった事には反省。
ライブだもの。
場所重視なら、そこに合わせて音の事には、最低限シビアにならねば。
でもやってみなきゃ解らなかった事。
良い経験になった。
多めのおしゃべりの内容は、
ほとんど震災の話が中心になってしまった。
怖かったり、不安だったり、
何度も友人と話したりしているけど、やっぱりここでも。
まだまだ、しゃべりたいんだろう、、
お客様に聞いてもらったという感じ。
岡山という場所は、大地のプレートから上手くはずれているとかで、
あの阪神淡路の震災時さえ、あまり揺れは強くなかったのだとか。
だから、みなさん、多くの情報で把握はしていながら、
あの揺れやら、目に見えぬ恐怖やらに汚されてないのです。
みなさん良い方だから、
大変だったでしょう、
被災地の方々はもっともっと大変でしょうに、
実感が薄くて申し訳ない、
などとおっしゃるのです。
でも。
いいんです、それで。
実感などしなくていい。
実感させたくない。
その柔らかなままの心でいてほしいと、心から思った。
それが解ってなくて、
あぁ、色々と愚痴ってしまった、
ごめんなさいと思いました。
それでも。
やっとこさっとこの歌い出しは、
こうして温かく迎えて下さるところに来て、
包まれるようにして終えた。
歌いだすというより、歌いださせてもらう、、
きつい空気ではなく、こうした柔らかな空気の中で。
私の うたうこと は、いつもこうだ。
持たされたツール。
お客様を前にしていても、自分に向けても、ちゃんと作用する。
私らしい、震災後のスタートだったと思う。
感謝。
そこにいてくださった人、場所、空気。すべて。
終了後は、本当に、快く動き、迎え、もてなし、楽しんで下さるスタッフの方々と、
打ち上げがてらの女子会。
もりがる〜。
やばい〜たのし〜すべて忘れる〜。
....心強きスタッフJ様の、この日の日記....
岡山のホテルに戻り、
森山さんのお店にちょこっと顔を出し、
さくっと切り上げてホテルに帰り、
だいたいの荷造りをし、
早起きに備えて、目覚ましをかけまくり、
AM鶯嬢&PM歌姫、盛り沢山な1日を終えた。
これがスタートですが何か。