モダンダンスの師匠は2人いて・・・
今日は、4歳の時から私を育てて下さった師匠真船さち子先生の発表会。
子供の頃は、勿論、この発表会に出ていたわけだけど、
この15年ほどかなぁ、毎年、場内アナウンスという形でお手伝いしている。
会は、だいたい15時すぎから19時くらいまでに及ぶのだが、
常に、舞台袖のアナウンスマイクの場所にいて、
表彰式からプログラムに至るまで、作品のすべて、そして、名前を全部読んでいく。
あまり間違えた事はないが、人様の名前なので、それなりに気は使う。
イントネーションが違う、とか、
家の子の名前はなぜ1度しかよばれないのだ?とクレームが出た事もある。
みんな、この日のために頑張って、家族が晴れ舞台を楽しみにしているのだ。
子供の作品を読む時、会場内注意、大人の作品、少しずつ雰囲気や声のトーンも自然に変わり、
それなりに私にはライブなのであります。
それにしても、子供達の名前はバラエティーにとんでいて、なかなか読み方が難しい・・・
きっと、常に、「なんと読むのですか?」という質問と共に生きていくのだろうなぁ。
まぁ、それがきっかけで会話が始まるのも素敵な事だけど。
今回、アナウンスマイクに向かっている私の元に、メッセージが届いた。
もう随分前に、ステージを一緒にやった事のある女優さんが観に来ていた。
姪が出演しているから観に来たら、私の名前を見て驚き、声を聞いて確信し、メッセージをくれたのだった。
彼女は、今は母となっていたが、変わらない明るさと笑い声、そして、メッセージをくれた、その文字が何よりもなつかしく嬉しかった。
横浜からの帰り、戸川昌子さんのライブに間に合う事が解って
渋谷の「青い部屋」に寄ってから帰った。
長い一日。