パールピアス

パールピアス。
私とユーミンとの出逢いはこのアルバムだった。
高校生だったと思う。
このアルバムばかり、何度聴いた事だろう。昨日、夜更かしをしながら、ふとパールピアスを聴きたくなって、
作業をしながら聴くはずだったのに、すっかり1枚聴き込んでしまった。

イントロから、間奏から、全部歌えて、1曲終ると次のイントロをタイミングのがさず歌える。
嫌いな曲が1曲もない。
10曲全部、その曲順、曲間のまま、『パールピアス』 という1曲として、私の中には流れていく。

それにしても、改めてその歌詞を読んでみたら、
なかなか物語があって、少ない言葉の中に、様々なものが見えて来る。
高校生の時にも理解できた気はするけど、実感がさすがに違うぅぅぅ〜・・・
ワインがすすんぢゃうわけだよ〜〜〜

ユーミンが、友達の体験談をきいて、歌詞にする事もある、と答えているインタビューを読んだ事がある。
詩の世界も自分の事だけでは固まりすぎるもんな。。
そうそう、そして、このパールピアスは、高校生とかにも聴いて欲しいな、、
と書いてあった言葉に惹かれて、買ってみたんだ。そうだそうだ。

私自身、音楽といえば「踊る」ためにあるもので、
歌うと言う事は、好きだったけれど、どちらかというと「ものまね」とかにいってしまって・・・

それはアイドル全盛期で、流行っている曲は、単純に、「歌」とか「音楽」という捉え方より、

歌い方、とか、音の外し方、とか、鼻にかかる、とか、舌ったらズ、とか、
あとは、その振り付け、とか、かわいい衣装とか、

そこを聴き取って、表現方法も含めて模写しようとしてた気がする。
つまり、、ものまねしたくなるような、あまりにも特長あるものであり、
音楽という世界とは結びつかなかったんだな。

聖子ちゃんだって、今聴けば、彼女のスタイルというものが確立されていて、
素敵だな、アートだな、って思うけど、当時、たくさんあった歌番組に出てきて歌うと、
ぎゃ〜〜〜〜っ/( ̄ロ ̄;)\|||||||ていうくらい音をはずしたりしてたし。
そのハズし方も色々で、クセもあるから、そこまで聴き取ってマネするのが面白かった。

そんな芸人魂が生まれたばかりの私に、
純粋にこの音楽かっこいいなー、この人の曲はいいなー、バンドやってみたいなー
なんて方向に視線は動くわけもない。。


たとえば、Misiaとか、平原さんとかの歌を、あの頃の私が聴いていたらどう思ったんだろう。。。


そんな中で、周りの友達が、海外のアーティストを聴いていたり、それこそユーミンが好きだなんだと言い始め、
歌の内容とかに揺れ始めて、私もなんとなく聴いてみたいと思ったんだ。。
そうそう、聖子ちゃんや原田さんや薬師丸さんや、そういうアイドルの曲をユーミンが書いてて、
それはやっぱり好きだったりしたのもある。
いや。ユーミンだっていう事で注目されて、良い曲だと思わされていたのかもしれないけど・・・・よわい。

でも、間違いなく、この人の曲を聴いてみたい!と思ったの。
ジャケ買いとかじゃなくて、聴くぞ!という意気込みの元に、
発売されたこの『パールピアス』を購入。

そしてこれは、私の 大切な1枚 になってしまった。

これをきっかけに、他のユーミンアルバムもきいてはみたけど、これに勝るものは1枚もない。。
私は、ユーミンが好きなのかな。
よく、私は荒井由実時代が好き、、という人がいるけど、私はどうでもいいな。
ユーミン=パールピアス
私の中のユーミンは、パールピアスなんだ。

ソロの時にでも、歌ってみるか・・・・

« 歩く | 虎腹仕事初め »

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.makoring.com/mt/mt-tb.cgi/270

コメントを投稿

Recent Sche-che

Recent D-D-D-D

Recent I'm tarr

CD

Podcast

Podcast

iTunesなどのPodcastingに対応したアプリケーションにこのバナーをドラッグ&ドロップしてください

my space

my space music

こちらで楽曲の試聴ができます

makoring mobile

QRコード
携帯はこちらから

Powered by
Movable Type 3.35