京浜急行

東京に2週間ぶりに戻ってきた。
全国いろんなところに行ったから、いろんな空港に降り立っている。その中でも千歳空港は、大きな空港だが、妙にさみしいなぁ〜と思う。私自身が旅行シーズンをさけたりしているせいもあると思うけど。人が少ないのに、空港も大地も広いからなおさら感じるんだろうな。
こっちに来てから何回か東京に帰ったが、今回が一番長かった。人の多さも若干新鮮、、というか、気持悪くなりそうな満員電車も、久々に乗ると、「あ〜そうそうこれこれ」なんて思ったりする。
人間の匂い。
喜怒哀楽みたいな感情も匂いに感じる。疲れとかも。
おえぇ〜っとか思いながらも、肉体の温度みたいなものが、北にいて冷えた身体にはすこぉしうれしいような気がしたりもして。ま、3回も乗れば、いやんなっちゃうんだけどね。

それにしても、京浜急行はなんだ!!

私の実家は横浜なので、京浜急行を使うのだが、なんかね、難しいのよ。各停が急行にぬかされるくらいじゃすまない。
だいたい、各停、急行、特急、快速特急とあり、さらに羽田空港行きだなんだと種類が増え、その先都営線とつながっていくわけだけど、その駅の名前が『インザイマキノハラ』行き、とか言われると、どこにつれてかれるんだ?という気になる。『インザイ』っていうのがどぉもすごい重みがあって、牧ノ原は緑いっぱいって感じなのに、『インザイ』とついただけで、ものすごい原っぱにポツンとひとりにされそうな感じがする。いや、インザイについて話そうと思ったんじゃない。
京浜急行だ。

なにが驚くかって、1本の電車が途中からふた手に別れる事。
ある駅で『後4両切り離し』で、前っかわだけはどこどこに行き、残されたその4両にまた何両かくっつけて、違うとこに行ったりする。
つまり自分が乗った車両が切り離されるのか残されるのかで運命が変わるのだ。

でもさ、自分が何両目に乗ったか、なんて、確認する?ギリギリで走り込んだりして、わかんないっつーの。

切り離す事すら知らなかった時は、あれ?と思った時にはいつも横須賀にいた。きつねにつままれたような気持でキョトンとしながら、『寝過ごしたのかな』なんて思っていた。

事の次第がわかってからは、乗ったはいいが、帰り着くまでずぅ〜っと行き先を疑ってかかる事になった。
本当に帰れるのか。。なんて不安を、どぉ〜してかかえこまなきゃならないのさ。旅行じゃないんだから。じぶんち、帰るだけなんだから。

こうして不安をかかえるようになってからは、切り離しが行われる駅では、必ず降りてみたりして、、
それもあわてて降りてみたりして、、
で、、
思いのほか、切り離し&連結作業は手際が良く、、
あっという間にベルは鳴り、、
モタモタまこりんは、ちゃんと確かめられないうちに、焦ってイチカバチカ「え〜い乗ってしまえ!」と飛び乗り、そして何度となく、まんまと切り離された。
知らなくて横須賀に着くならまだしも、「あぁ〜〜〜〜」と窓に張り付いたまま、見慣れた景色が離れていくのは、本当にガックリくる。

そうすると、今度は恐くなって、
何に乗りゃぁいいのかわかんなくなって、、
あと少しでお家に着くのに、少し前の駅で取り残されたまま、いつまでたっても帰り着かない。確実に行き先の解る電車が来るまで、ショボンと駅に残って、缶コーヒーかなんかを買って、、。

今回の東京滞在中も、もちろん失敗はあった。
それでも大分経験し、学習してるので、どの車両に乗れば安全かという事も父親に聴き、なかなか上手くいってた。
のに。
ある日。
これに乗ればバッチリ!という電車があって、それに乗ってもよかったが、1つ前の電車に乗った。
なぜなら、それは連結作業のある駅どまりだったので、終点で待っていれば必然的に『バッチリ電車』を待つ事になり、連結作業を終えた電車に乗れば、、『バッチリ家路』という訳だった。
途中止まりの電車はなんていってもすいているし、終点で降りればいいなら、曝睡も許される。
そしてなんの問題もなく終点で降り、表示も確かめ、バッチリバッチリ、ゆうゆうとバッチリ電車を待った。

間もなく、電車が入ってきた。
「きたきた」と思いながら、切り離し&連結を待つ。
「よしよし」と思いながら、、、、

・・・・・・

私の前を1本の電車がすぅ〜っと走っていった。
「なに今の。」

・・・・・・・・???


・・・・・・・・!!!

NOォォォォォォ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!


説明しよう。

私の家の最寄り駅は、一番前で降りると都合がよい。だから、京急に乗るといつも一番前に乗るクセがついていた、それで女子高時代を過ごしてきたのだ。
しかし、この切離連結があるようになってからは後ろの方に乗っておけば安全だという事に変わった。つまり

切り離された前車両を行かせた後、、
残された後ろの車両に連結する形で、
最終目的駅方面行き電車が改めて誕生する。

私はそれに乗っていればよいので、後ろの方に乗っておけば何も心配する事はない、、バッチリなのだ。

でもぉ、その日ぃ、まこりんはぁ、1つ前に乗ったじゃん?

1つ前の電車で降りた私は、もう、次に新しく誕生する電車に乗るだけなのだからと思い、駅の前の方にあるベンチに座っていたのだ。もう、後ろに乗る事はない。女子高生時代のまま、前の方に乗ればいいと。これが1つ目の原因。

入ってきた電車は、さっき言った通り、前方車両を発車させ、残りの作業に入った。ここからが2つ目の原因。
作業をするのには、
残された車両を少し前に出す、そして連結する、、
という、車両の微妙な移動がある。
微妙な移動・・・
その作業の結果、誕生する電車は、一番前の車両が私のいるあたりに来るはずだった、、私の頭では。

でも、連結作業は、思ったより後方で行われており、

その微妙な移動を含めても、一番前の車両は私のとこまでは来なかったのだ。
私は微妙に移動しつつガチャガチャという作業音を聞きながら、私の前まで来るつもりもない電車を、暖かく見守ってしまった。
まだかなまだかなぁ〜なんて思いながら、私のとこまで移動してくるのを待っていた。

電車がやっと近付いてきた。
そして・・・
私の前に留まるどころか、「ばぁ〜いばぁ〜〜い」と走り去っていったのだ。


解ります?


まぁいい。
もう、こうしてパソコンのキーを打ってる事がつらい。
つらすぎる。
疲れた。

京急のばか。

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