暗闇という言葉には
ともに「音」という文字が抱かれていて
絶望から夜明けを待ち焦がれるとき
彼方から聞こえる
あなたの歌は 灯(ともしび)
わたしたちの 灯(ともしび)
テラサキミホ
私は、こんな素敵な言葉を いただいている。
読むと、いつも涙がでてしまう。もったいなくて。
これを書いてくださったのは、
DiVa"うたがうまれる"におさめられた "腕の家" という曲の詩を書いた、テラサキミホさん。
今、福島で精神科病棟の看護師をされている。
将来的には、福島で、子供の暴力防止のプログラム普及をしていきたいそうだ。
震災後、賢作さんに「曲にしてほしい」と "腕の家" という詩が届き、
賢作さんが曲をつけ、DiVaとしても歌わせていただくようになった。
そのテラサキさんが、一昨年、京都のライブに来てくださって、
終演後「ファンレター」と書かれた名刺サイズのカードをプレゼントしてくださった。
そこに、書かれていたのが、この 詩 だった。
いつも、読める場所に置いてあるけれど、
公開させていただくことにしました。
まさに、私にとっての 灯(ともしび) 。
灯 をいただいたのは、私のほう。
テラサキさん、ありがとうございます。
震災1年後の3/11、南相馬の仮設住宅でのライブ中 訪れた、14時46分。
あの、どこまでも重く重く...深く深く...沈んでいってしまうような、
不安になるほどの 静けさ に包まれた "黙祷" を忘れることはできない。
5年後の3/11は、たまたま姉と会う約束をし、両親にも2人で会いに行き、
元旦以来、土日に渡って家族で過ごした。
11日だからという理由ではなく、たまたま...
たまたま その瞬間に家族の時間が合わされたことに胸がつまりそうになる。
まさに "腕の家" を心にきざむようだった。
合掌。