毎日、雪が本当に降り、今日はアラレに襲われた。
襲われたというのは、たまたま年賀状を出しに出た時の事。
バラバラバラバラバラバラ・・・・・・
イタッイタッいていてっ！！！
小さな粒が顔面に降ってきた。
と同時に、ものすごい風。
白い雪けむりが、ブワッっとあがって、それと一緒いアラレも舞い上がり降り掛かってくるもんだから、痛いし冷たいし、目開けられないし、地面はすべるしで、恐い恐い。
まだ雪が降ってなかった秋の終わりに、アラレが降った事があって、小さな氷の粒がコンクリートの上をはねていた。
あられに会ったのはそれ以来。
いやいや、ほんと、恐いよ。
いろんな物飛んで来るし。
お菓子のはいってたプラスティックトレイが、突然目の前を飛びさってった。
ドラッグストアの店頭に重ねられていた安売りテッシュはぜ〜んぶくずれてた。
みんなさっとフードをかぶり足早に歩いている。
馴れてんな〜。
追い風にのった帰り道、青年とすれ違った。
当然、彼は向い風。
手を顔の前にかざすようにして腰をかがめているので、ちょっとした『やめてくれ』ポーズ状態でよろよろと進んで来る。
さらに、コートの前をおさえているので、刑事ドラマに出て来る、ピストルで撃たれた人みたい。雪けむりの中の彼は、なかなかドラマティックだ。
すると突然、そいつは後ろ向きに歩きを変えた。
そしたら、今度はもんのすごいスピードの後ろ走り！
おぉ〜解ってるねぇ〜、、いやいや、、危ない！近付いてこないで＝＝＝っ！
